健康な体のつくり方

”漢方薬”は人間本来がもつ力をサポートしてくれます。

実は、「無痛」が正常です。

さて、今回は【生理痛】についてのお話。

毎月憂鬱になってしまう生理ですが、頭痛や腰痛・腹痛、精神イライラや眠気・浮腫みなど、症状の重症度は人それぞれですが、女性なら誰でも経験をしたことがあるのではないでしょうか。症状が強い人だと、動けなくて寝込んでしまう人もいるようですね。
ただ、実は「生理」とは「無痛」が正常なのです。知ってましたか?

そもそも生理とはなにか。
約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します。 それに合わせて子宮内膜を厚くして妊娠の準備を整えるのですが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜は不要物になるので、剥がされて体外に排出されます。 これが生理の仕組みです。
古いものは捨て、次に備えて子宮を清掃する大事な儀式みたいなものですね。

なんで生理痛が起きるのか。
わかり易く言うと、準備した子宮内膜が不要になると清掃として剥がされるのですが、本来ならスルッと剥がされる内膜がなかなか剥がれず、子宮をギューッ収縮とさせながら剥がされると痛みが出るのです。
実は私も20代後半くらいまでは、周期も不安定で頭痛・腹痛・腰痛が酷くて過ぎ去るまで寝込む方でしたが、今では周期も安定していて且つ「無痛」です。

生理はホルモン活動が関係しているので、日頃の食事や睡眠など生活習慣の影響をとても受けます。生活習慣の内容によって周期がバラついたり安定したり、色々影響は出ます。なので私はまず、生活習慣を見直しました。
食べ物・飲み物・睡眠時間など見直すことは沢山ありましたが、改善中最も大事にしたのが「温」です!特に体内の「温」!

内臓は「冷」や「熱」に弱いので、365日体内の「温」を保つことを徹底しました。一番苦労したのが夏ですね(;^ω^) どうしても「冷」を摂りたくなる季節。でもそこはグッと堪えて食べ物は全て「温」、飲み物は「常」の生活をし、骨盤や子宮周りをお灸でメンテナンスする生活をしていたら、今では「無痛」です。スッときて7日後にはサッと終わっていく楽さ。浮腫みやだるさ・眠気もほぼないですね。何らかの症状が出た時は決まって多忙だった時なので、何が悪かったのかがとても分かり易く反省もできやすい・・・。

10代~20代くらいの間で韓流ファッションが流行っているのか、季節関係なくお腹出している女子を見かけますが、まさに「温」とは真逆のスタイルですね。
流行っているファッションを取り入れたい気持ちは理解できますが、後悔先に絶たず。
壊す事は一瞬ですが、壊したものを治すことは、壊す事の何十倍も時間を要します。
流行りを追いかける熱量と同じ熱量をケアにも向けてみましょう。