新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、2023年5月8日、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されたことにより、引き下げ前に比べると人の動きが活発になったのではないでしょうか。
活発になったことで、遠慮がちだった遠出も積極的になりつつあるように感じます。
人間の体は、ずっと同じ姿勢を保つことができない仕組みなので、長時間かけて移動していると、【エコノミークラス症候群】になる場合もあります。
エコノミークラス症候群とは?
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。 その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れもありますので、可能であれば若干姿勢を変えるなど、ほんの少しでも動く事をオススメします。
対策するための漢方の組み合わせ
①小柴胡湯(ショウサイコトウ)
②桂枝茯苓丸料(ケイシブクリョウガンリョウ)
③五苓散料(ゴレイサンリョウ)
④当帰芍薬散料(トウキシャクヤクシャンリョウ)
※薬局販売されている漢方もあれば、されてない漢方もあるのでご注意ください。
服用方法
基本→1日3回まで
長時間の飛行機移動の場合
乗る30分前に1回・乗ってから4~5時間後1回・降りてから直ぐ1回がベストな服用タイミングです。
飛行機に乗る際に荷物検査はありますが、乗ってからと降りてからの2回分くらいの持ち込みなら、特に医師の診断書は必要なく持ち込めたので、問題ないと思います。
長時間の電車移動の場合
夜行列車や新幹線以外ではあまり、乗り換えなく乗り続けるケースは少ないと思いますが、鈍行列車旅で乗り換えずに乗り続けて移動があった場合は、
乗る前に1回・乗ってから4~5時間後1回(又は2~3時間後)・降りてから直ぐ1回の服用で症状が緩和されます。