熱中症とは
体温を保つために汗をかき、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)の減少や、血液の流れが滞るなどして体温が上昇して、重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。
熱中症になったら
・頭痛
・吐き気
・嘔吐
・めまい
は、熱中症のサインです。
無理をせず、直射日光に当たらないように風通しの良い木陰など涼しい場所で休みましょう。
・水分を摂る
・太い血管(首のリンパ・脇の下・太ももの内側(足の付け根付近))を冷やす
熱中症は室内に居ても発症します。
室内に居て、体が暑いなと思ったら、冷えピタを貼るのも効果的です。
熱中症を防ぐ行動をとる
①のどが渇く前にこまめに水分補給する(1日あたり1.2Lが目安)
②涼しい服装にする
③屋外で適宜マスクをはずす(人と2以上の距離が取れる場合)
持ち歩くのにオススメなのは「icebox(グレープフルーツ)」や「ソルティライチ・パウチ」です。
水筒に「icebox(グレープフルーツ)」を入れて、ソルティライチや梅ソルティ・アクエリアスなどを注いで持ち歩くと、長時間冷たさが保てるだけでなく、効率よく水分・塩分・ミネラルも随時補給できます。
また「ソルティライチ・パウチ」は凍らせるとなかなか溶けないので、暑い中長時間持ち歩く時に便利です。
夏用漢方薬
清暑益気湯(セイショエッキトウ)
熱中症・夏バテに対する代表的な漢方薬で主に夏に用いられます。
暑さによる症状を抑えて、元気を回復させる作用があります。
高温多湿の中、汗をかき過ぎて消耗し、口喝・食欲不振・倦怠感などの症状が持続するような時に効果的です。
注意
通年で使用される補中益気湯(ホチュウエッキトウ)とは異なるので、購入時に間違えないよう、注意が必要です。
補中益気湯は、体内のエネルギーである「氣」が不足した気虚の状態の時に用いる漢方薬です。
下記のような症状の方に効果的です。
・食後横になりたくなる
・言葉に張りがない
・目に力がない
・食物に味を感じない