夏バテとは
・体がだるい
・食欲がない
・疲れやすい
・寝不足
などといった夏の暑さによる体調不良の総称です。
なぜ夏バテになるのか・・・。
体は本来、自律神経の働きによって暑さを感じると汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っているのですが、真夏の室内外の温度差を繰り返し感じることによって、自律神経の働きが乱れてしまうのです。
とはいえ、年々外気の温度や湿気が高くなっているので、ガバッと冷やしたくなる気持ちも分かります。とはいえ、暑いからとエアコンの温度を20度以下に設定して作動させても、体の外側だけを急冷してしまうだけで、体内に籠った熱は放出されません。
28度~29度設定若しくは除湿(28度)設定にし、扇風機(弱)で回す方が、体を適度に冷やせるのです。
夏バテ用漢方薬
清暑益気湯(セイショエッキトウ)
熱中症・夏バテに対する代表的な漢方薬で主に夏に用いられます。
暑さによる症状を抑えて、元気を回復させる作用があります。
高温多湿の中、汗をかき過ぎて消耗し、口喝・食欲不振・倦怠感などの症状が持続するような時に効果的です。
注意
通年で使用される補中益気湯(ホチュウエッキトウ)とは異なるので、購入時に間違えないよう、注意が必要です。
補中益気湯は、体内のエネルギーである「氣」が不足した気虚の状態の時に用いる漢方薬です。
下記のような症状の方に効果的です。
・食後横になりたくなる
・言葉に張りがない
・目に力がない
・食物に味を感じない