健康な体のつくり方

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仙骨と自転車の関係

仙骨とは

脊柱の一番下にある大きな逆三角形の形をした骨(↑イラストの赤の部分)で、左右の腸骨、恥骨、坐骨、尾骨とともに骨盤を構成している骨の一つです。
上半身と背骨を繋ぐ役割を担っている大事な骨ですね。

自転車の衝撃が骨盤に影響する

近年では、老若男女問わず自転車の利用者が増えていますね。
自転車もドンドン改善され、軽量型や使いやすさなどを追求したような、新しいタイプの自転車も増えていますね。

自転車は乗ると便利なのですが、サドル経由の下からの衝撃は、骨盤にも大きな影響を与えるのです。
仙骨は左右の腸骨、恥骨、坐骨、尾骨とともに骨盤を構成している骨なので、その仙骨が下から衝撃を受けると、仙骨を挟んでいる骨盤の位置がズレたり歪んだり、パカっと開いてしまいます。

骨盤が歪んだり開き過ぎてしまうと、腰痛が悪化したり骨盤が守っている神経や子宮などが守られなくなるので、体に影響を及ぼします。

仙骨の働き

仙骨の働きは大きく分けて3つ。

①臓器を守る
②上半身を支える
③歩行をサポートする

①臓器を守る

骨盤を構成する骨の一部として、骨盤内の重要な臓器や生殖器を守る働きがあります。大腸や泌尿器、腎臓、膀胱、尿管、女性だと子宮、卵巣などの内臓を保護しているので、骨盤がゆがんでしまうと内臓を支えることができなくなり、内臓下垂の原因となってしまいます。

②上半身を支える

骨盤の中心にある仙骨は、上半身と下半身を繋ぐ重要な役割があります。
上半身を支えている土台とも言える仙骨がゆがんでしまうと、上半身のゆがみも引き起こし、肩こりや腰痛の原因となってしまいます。

③歩行をサポートする

仙骨を含む骨盤は、歩行時に足から伝わる衝撃を吸収する役割があります。
下半身が動く時に衝撃を吸収することで、上半身に余分な負荷をかけずに歩くことができるのです。

骨盤は見た目で正常位置かどうかが分かる

・O脚(ガニ股)の人→骨盤が開きすぎている
・X脚(内股)の人→骨盤が前に閉じすぎている

その他、足の付け根に痛みを抱えている人や、付け根を回すとゴキゴキ鳴る人は、骨盤が正常位置ではない可能性が高いので、ケアが必要です。

まとめ

役割を担う仙骨がゆがんでしまうと身体に様々な症状を引き起こしてしまうため、日頃から整体などでケアをしたり、足を組んで座らないなど骨盤を意識した姿勢で過ごす事が大切です。

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